憧れの経営企画に異動して早5年経つ。
異動した当初は嬉しくて舞い上がったのも鮮明に覚えているが、異動したら仕事がツラすぎて涙したのも鮮明に覚えている。
それでも今、経営企画の仕事をしていることに誇りを持っているし、やりがいを感じている。
5年間経営企画をしていてもわからないことは沢山ある。経営企画はカンタンに出来る仕事ではない。
でも、やっとある程度のことは見えてきた。確実に成長はした。
悪戦苦闘しながら5年間経営企画を頑張ってきた経験より、今こそ感じるやりがい、メリットを話したい。
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あっという間に時間が経つこと。
経営企画の仕事は忙しく、時間があっという間。充実感は沢山。
「早く定時にならないかなー」とか「どうやって時間を潰そうか」などを考えている暇はなく、常に時間に追われている。
勿論、仕事が忙しいことはストレスでもあるが、少なくとも私には忙しい仕事のほうが向いている。
かつて私は工場でアルバイトをしていたことがある。ベルトコンベアから流れてくる部品を加工する作業だ。
非常に簡単で頭を使うこともない。特にストレスもない。
それでも、暇で暇で辛かった。
ビジネスマンとしてのスキルが「圧倒的に」高まること。
社長や役員と共に会社経営を支えるので、必然的にビジネスが学べます。
経営企画での1年は他部署での3年間のようにスキルが高まった。
経営会議では経営トップ同士が真剣にぶつかり合う。そんな経営会議を取り纏め、社長や役員の意図を汲み取って会社に発信していくのが経営企画だ。
時には社長や役員に経営に関する提言をしたり、分析データを報告する。当然にしてビジネススキルが圧倒的に高まる。
資料作成やメールひとつを取っても、社長や役員に失礼のないよう努めることとなる。
会社横断のプロジェクトに複数参加することとなるので、会社の情報が経営企画に沢山集まることとなる。
経営企画で働く経験は貴重だ。
年収はそこそこ良い。勝ち組であること。
会社や役職にもよるが、世間的には勝ち組の年収はもらえる。年収1,000万円プレーヤーも沢山いる世界だ。
経営企画は高年収をもらうべき重要な仕事をしている。営業時代とは比較にならない程のストレスもあれば高度な知識やスキルも要求される。（もちろん営業には別のストレスもあるが）
共通して言えることは、経営企画部門が存在すること自体がそこそこの規模がある会社であり、社内で優秀な人材のみ入れる部署である。
（↑こんなこと周りには言わないが、ここは匿名の記事なのであえて言う。）
少なくとも、周りの経営企画部員に貧乏はいない。皆そこそこ良いマンションに住み、良い車に乗っている。
とはいえ、経営企画もただのサラリーマンだ。いかにもリッチな夢のような生活をしている人もまた少ない。
昇進や昇給スピードも他職種より早い。
経営企画に転職して3年で昇進することができた。周囲のメンバーも大抵昇進する。
大きな会社の社長や役員まで出世する人は、経営企画出身が多い。
昇進するということはマネジメントを任されるとうこと。
会社という大きな組織のマネジメントの一画を担っている経営企画部員は安心してチームのマネジメントを任せられる。
他人に自慢できる仕事であること。
「なんか難しそうだけど凄い」これが経営企画のメリットだ。
医者や弁護士には到底及ばないが、一般的なサラリーマンの職種の中では経営企画は一目置かれる。
家族や友人にもそれなりに自慢ができる。
ただし、実際にどんな仕事をしているのかは世間的には殆ど知られていないと言って良いだろう。
転職市場で評価され、さらに年収アップを狙える。
当然ながら、一度経営企画でキャリアを積めば他社の経営企画に転職できる。
そして、どの会社も経営企画は会社の中枢部署として考えている為、中途採用にもそれなりの年収を用意してくれる。
ひとつの会社の経営企画で働き続ける人も多いが、向上心の高い経営企画部員はさらなるキャリアアップの為の転職をする。
転職をした経営企画の知人は年収アップを繰り返している。
社長や役員とのコネクションが生まれること。
私の場合は20代にして社長や役員と仲良くなれた。飲みにも連れて行ってもらえた。
普通の20代会社員では、大きな会社で社長や役員と飲みに行ける機会はほとんどないだろう。
経営企画というだけで社長や役員から名前を覚えてもらうことができる。
社長や役員とコネクションが生まれれば少なくとも社内では生きやすくなる。
また、他職種では味わえない人生勉強も多い。
自分のペースで仕事できる「こともある」
割と自分でスケジューリングしながら自由に仕事ができている。
経営企画では分析業務や資料作成など、自分の世界に没頭しながら行う作業が多い。
テレワーク活用、休日変更、出勤時間変更などは業務に合わせて仕事している。
ただし、社長や役員指示での仕事も多いので自分のスケジュールだけで仕事できないこともある。
そこまで自由な仕事ではない。
株で小遣い稼ぎができる
私は年間100万円ほど株で稼いでいる。
ちなみに私の周りの経営企画部員も株をやっている人が多い。勿論、それなりに儲けているようだ。
経営企画は他社の経営状況を読み解くのが得意であり、決算報告等から予測を立てるのは本業だ。
株をやることは経営企画の仕事に役立てつつ、さらに小遣い稼ぎが出来る。
一石二鳥と言える。
起業、副業に役立つこと。
自分自身がビジネスを行うにも当然にして役立つ。
私自身副業をしている。内容や収入はここでは割愛するが、それなりに成功している。
これは経営企画として数々の事業計画や収支計画を見てきているからだ。
「この計画は甘いのでは？」とか「失敗リスクが高いのでは？」というのは自然と感覚で身に付いてくる。
今は経営企画として会社に貢献しつつ、将来的には自分自身で起業することも考えている。
元々経営企画には向上心の高い人間が多い。起業や副業に流れるのもある程度当然である。
（ライター：K.Y(仮)）
