言うまでもなく、経理のようにデスクワークで数字だけ見ている仕事は太りやすい。一方で営業は外回りや出張など移動時間が長く、活動量が多く太りにくい。
つまり、営業から経理に異動した人が最も太る危険性が高い。これは当然と言える。
ただ、誰もが経理に異動して太る訳ではない。むしろ痩せる人もいる。
当記事を書く現役経理マンの私は、外回り営業から経理に異動し、最初の数ヶ月は太る兆しがあったが、無事に太らずに済んでいる。むしろ、経理に異動してからの方が痩せている。
同じように営業から経理に異動した人は、7割は太り、残りの3割は変化なし・もしくは私のように痩せている。
この違いは一体何なのか。
真剣に分析してみた。
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営業から経理に異動したら一日の歩行量が1万歩減った。
1万歩という歩行は約300キロカロリーとなる。
月に換算すると約6000キロカロリーとなる。脂肪1キロが約7000キロカロリーだ。
もし経理に異動してから食事や運動などを営業時代と同じ生活をしていれば…
毎月1キロずつ脂肪を溜め込むことになる。一年で12キロだ。
営業で毎日のように外回りをする人と、デスクワークで出勤から退勤までデスクから一歩も動かない経理マン(極端だが)では歩行量に雲泥の差が生じるのは当然のことだ。
スマホやスマートウォッチなどの歩数計を気にするようにしよう。
特別な運動をしなくとも日々歩くことで運動不足はある程度解消される。
営業マンは外見に気を遣う仕事。経理マンは外から見られない仕事。
営業マンは身だしなみは嫌でも気を遣う。
太った営業マンは印象が悪く仕事が取れない。会社の顔として常日頃から社外の人間から見られているという意識だけでも痩せるもの。
経理が社外の人と話す機会は少ない。
せいぜい銀行や会計システムベンダーくらいのようなものだ。
しかも立場はこちらがクライアント。
こういった意識の差からも、営業から経理に異動すると太りやすい。
飲み会頻度は減るが、深夜残業により暴飲暴食をする経理マン
今でこそ減ったものの、営業には接待や会食があるが経理にはない。
これは一見営業のほうが太る要因にも見える。
私も営業時代は連日の飲み会もあった。
しかし経理に異動すると一切なくなった。社内での飲みがあるかは職場次第だが、営業のように激しい飲み会は少ない傾向がある。
経理という職種が内向的で飲み会のようなことを好まない人が多いこともあるかもしれない。
しかし、経理は深夜残業が発生する。
月次で決算締めのピークや支払日のピークがあり、どの会社も月内での繁閑差がある。
深夜残業により、遅く帰宅してから暴飲暴食する経理マンは太る。
一方で残業疲れで食べなかったり、酒だけ飲んで寝るタイプの経理マンは残業すればするほど痩せる。
効果的なのは、深夜残業前に軽食を取ること。
深夜帰宅後にまとめて食事することを避けること。
ストレス発散方法がある経理マンは痩せる!
特に営業から経理に異動したてはストレスフル。ここで食べることがストレス発散となる人は太る。
経理は営業と違ってデスクワーク。
ストレス発散方法として、動きたくなるタイプの人は痩せる。
休日や仕事後にジム、ランニング、スポーツなどをしてストレス発散すれば良い。
ここでもストレス発散できる趣味がなく、慣れない経理の仕事疲れで食べることでしかストレス発散できない経理マンはただ太るだけ。
経理に異動してからの半年で食事量をコントロールできれば痩せる!
痩せるか太るかはわずか半年で決まることが多い。
今までとは生活スタイルが大きく変わったことを理解し、食生活を切り替えなくてはならない。
口で言うのは簡単だが、食べる量を4分の3程度に減らせば良い。
最初はかなりキツイ。でも、不思議なもので半年後には胃が小さくなり確実に慣れる。
営業時代にはビュッフェ大好きな大食いだった私は、今では心の底からビュッフェが嫌いだ。行っても食べられないのがわかっている。それくらいに胃は慣れる。半年の辛抱だ。
【結論】営業から経理に異動して太る人と痩せる人の違い。
さいごに、当記事の結論をまとめる。
長年営業から経理に異動して体型変化している人を見ているから間違いない。
・今までと同じ食生活を継続する
・決算などのストレスを食事で発散する
・運動やスポーツの趣味がない
・異動してから半年以内に食生活を見直せる
・深夜残業後には暴食しないよう気を付ける
・休日や仕事後には運動やスポーツでストレス発散する
経理に異動したからと言って太ったと言われないよう心がけよう。
一度太ってしまったからといって、取返しがつかないわけではない。
今一度、食生活や運動について見直せばやり直せる。
(ライター:Nakanishi Hajime)