経理コラム

【経理の転職】年収アップしたいなら、とにかく「残業代稼ぎ」すべし

【経理の転職】年収アップしたいなら、とにかく「残業代稼ぎ」すべし

経理で将来的に転職を考えている人はこの記事を読んで年収アップを狙ってほしい。
やむを得ず今すぐ転職しなくてはならない場合を除き、計画的に転職することが望ましい。

当記事では、経理が転職をして年収アップを狙う場合にとにかく「残業代稼ぎ」することをオススメする。

残業をすれば年収アップに繋がる理由は?

現職の年収を上げることで、転職先でそれ以上の高年収を提示してくれるからだ。

経理のような専門職の転職では、転職先も現職より高水準の年収提示をしなくては採用できないことは企業側もわかっている。
つまり、どんな形でも良いから年収を上げてしまえば転職先も高年収提示で採用してくれるのだ。

とはいえ、簡単に給与を上げることはできない。
手っ取り早いのはとにかく仕事を増やして残業をすること。そして、残業代で現職の年収をアップさせることだ。

正社員の経理職(非管理職)であれば残業代は時給換算で2,500円程度。
月に40時間残業を12ヶ月繰り返せば、残業代だけで120万円年収上乗せになる。

どのように残業計画を立てれば良い?

まず年収は「1-12月で計算される」ことを念頭に置こう。

転職をするなら、今から12月まで残業代を稼いで年収アップして翌年に転職活動すると良い。

転職サイト登録時には現職の年収を記載する。これは当然残業代も含めた年収であり、基本給と残業の内訳を記載する義務はない。残業時間はいくらでも隠せる。
キャリアアドバイザーやヘッドハンターから現職の残業時間を聞かれることはあるが、正直に答える義務はない。
年収の内訳として残業代が多かろうが少なかろうが、転職先の企業は現職年収より上乗せした年収提示をしてくれるのが通常だ。

経理の転職で年収詐称はできる?

大幅な年収詐称はオススメできない。

多少の年収詐称はバレない可能性が高いが、この記事では悪いことは書きたくないので割愛する。
同じ経理職とはいえ、他の会社での年収レンジまでは中々わからない。
経理マンとしてのスキルや経験が同じであっても業界や企業によって年収は違って当然。

採用する側の企業としては、経理という会社に不可欠な人材の採用は急務である。
多少年収とスキル・経験が見合わなかったとしても欲しいと思った人材であれば前職年収に上乗せして採用したいと考えるのだ。

意外?実は大きな会社こそ年収ごまかしはバレない?

その通り。これには組織上のカラクリがある。

前職年収がバレる可能性があるのは年末調整など、前職の収入に紐づく税金が推測できるパターン。
大きい会社であれば、このような手続きは別部署(労務部等)が行い、経理部関係の上司等は携わることがない。
別部署の人間が経理の中途採用者の前職まで知る由もなく、バレない可能性が高まるというカラクリだ。

【転職相談】経理の中途採用面接で好印象な逆質問例は?
【転職相談】経理の中途採用面接で好印象な逆質問例は?経理職で転職活動をしている者です。ちなみに経理経験は6年です。面接の最後に逆質問を聞かれますが、毎回上手く答えられません。営業職ならともかく、経理の場合は難しいと思います。どんな逆質問をすれば好印象でしょうか。良い逆質問例があれば教えてください。...

次の転職ではさらに年収アップできる?

さらに年収が上乗せされ、どんどん転職市場価値が高まるのだ。

次の次の転職まで考えるのは現実的ではないかもしれないが、経理は専門職。
常に高い年収で転職できるだけの人材になっていることは言うまでもなく大切だ。

残業代稼ぎで一度年収を上げて転職。
転職先の会社で更に残業代を稼いで転職すれば…年収アップの無限ループなのである。

結論としては、転職を考えたらその年は残業代を稼ぎまくって翌年に転職活動をすることが重要だ。

小手先のテクニック、いや詐欺のような転職テクニックに見えるかもしれないが、そんなこともない。
残業だって立派な仕事だし、年収に含まれて当然のことだからだ。
勿論、会社を騙して残業代を荒稼ぎしろという訳ではない。経理マンとしてきっちり仕事をして会社に貢献して自分自身も年収アップ転職するWin-Win関係を築く為である。
経理は美味しい仕事だ。
(ライター:Nakanishi Hajime)