「企業経営アドバイザー」資格をご存知だろうか。
聞いたことあるようで、聞いたことのないよくわからない資格だ。
経営系の資格といえば、MBA・中小企業診断士・経営士などがあるが、どれも資格取得ハードルが非常に高い。
公認会計士・税理士なども経営に役立つ資格ではあるが、専門性が高く「経営」というより「会計」に特化しすぎている。
企業の経営企画部で働く当記事ライターの私も、キャリアアップに向けてちょうど良い経営系資格をリサーチしていたところ、
たまたま見つけたのが「企業経営アドバイザー」資格だった。
大手資格学校のTAC(タック)が企業経営アドバイザー資格セミナーを無料開催していたので受講してみた。
当記事ではライターの体験談を赤裸々に語る。
企業経営アドバイザー資格に興味がある人は参考にして欲しい。
Contents
想像どおり!?中小企業診断士の簡易版資格だった
難関資格中小企業診断士に挫折した人・診断士受験する体力や気力がない人にオススメしたい。
中小企業診断士はかなりの体力消耗する。必死に頑張っても資格取得できるのはほんの一握り。
私自身も中小企業診断士に挫折した人間のひとりだ。
企業の経営企画部で働く私にとって、業務にはかなり役立つ資格ではあるが、合格はかなり難しくて挫折した。
TACセミナーでも講師から「中小企業診断士と類似している」と言われた。
企業経営アドバイザーの過去問の例題を見ていても、かなり中小企業診断士と似ている。
難易度としては、企業経営アドバイザーのほうが低いことは間違いない。
一度は真剣に中小企業診断士の資格勉強をしたことがある人であれば企業経営アドバイザーはとっつきやすい資格だろう。
中小企業診断士ほどは頑張れなくても、何かしらの資格が欲しい人には企業経営アドバイザーがオススメだ。
TAC無料セミナーを受講していたのはかなりの少数
私がセミナー受講した日はたったの6人だった。
平日19:00-のTAC無料オンラインセミナーだった。
これはまだまだ企業経営アドバイザー資格が知名度が低いという現れである。
知名度が低いということは、たとえ合格できたとしても社会的な地位には繋がらない。出世や転職にもそれ程有利にはならないということでもある。
ただ、良い面もある。
資格知名度が低いうちに合格しておけば、今後企業経営アドバイザーの資格が人気になっていった頃には難易度が高くなる可能性が高い。
(合格者調整の為に、合格点を上げる可能性がある)
要は、株式投資などと同じ。株価が上がる前に買っておけば大きく得するのだ。
私自身の個人的な所管としては、企業経営アドバイザーは今後人気が出る資格であると思う。
その理由は以下のとおりだ。
・資格名称がわかりやすい(中小企業診断士以上にわかりやすい)
・名刺に記載してもわかりやすい
・経営系資格が少ない中、割ととっつきやすい資格
・経営企画(管理会計)の需要が高まっている
・難易度、受講料から見て資格取得ハードルが比較的低い
・会社員だけでなく、コンサルタント・起業家にも人気が高まることが予想できる
企業経営アドバイザー資格の重要性はわかる良いせみなーだった
「病院の何科に行けばわからない」人への総合窓口という表現がわかりやすかった。
企業経営は実に多角的な知識を必要とする。
たとえば、企業法務であれば弁護士・弁理士・社労士、会計であれば公認会計士、税理士などの専門家がいる。
企業経営企画アドバイザーは専門家ではないが、総合的な知識を有している。つまり、企業の課題をどの専門家に相談すれば良いかがわかる、総合相談窓口である。
総合病院で言うところの総合窓口なのである。
社長・役員に寄り添って一緒に企業の課題について洗い出し、解決することができる。
時には専門家の知識を借りながら課題解決の一助をする役割といえる。
やはり、企業で言えば経営企画に役立つ資格だろう。
企業経営アドバイザーは中堅以上の企業であれば、1社に1人は必要な存在と言えるだろう。
どの職種でも役立つ資格であはあるが、特に経営企画部員・経営企画に異動・転職したい人にとっては取得したい資格といえる。
TAC社員からのフォローは割と手厚い
TAC無料セミナー後も社員からのメール・電話ふぉろーがある。
決してしつこい勧誘があるという訳では無い。
ただ、TAC社員からのメール・電話などでフォローが来るのでむしろ安心な印象だ。(私にとっては)
企業経営アドバイザー資格がまだまだ知名度の低い資格なので多くの人に受講・受験して欲しいのだろう。
期間眼底のキャンペーンなどもあり、資格取得促進に注力している姿勢も見られた。(悪い印象ではない)
【体験談総評価】企業経営アドバイザーは今のうちに取得しておくべき
総合評価として、企業経営アドバイザーはメリットが大きく、デメリットがほぼ皆無な資格だ。
何故なら、企業経営アドバイザーで得られる知識はビジネスマンとしてはどの部署・職位であっても知っておいて損がないからだ。
営業・運用・コーポレート部門・SE・起業家…どんな部署・立場でもビジネスに携わる以上は勉強しておいたほうが良い知識が網羅されているといえるだろう。
企業経営アドバイザーで学ぶ知識はビジネスに携わる以上、どの部署でも共通言語である。
特に大企業で出世したい人にはオススメの資格だ。中小企業診断士資格取得以上のインパクトはなくとも、十分に向上心はアピールできる。
もし悩んでいるなら、企業経営アドバイザーの資格取得は1秒でも早く始めた方が良い。
テキストで独学であれば1万円程度で勉強ができる。
ぜひともTACの企業経営アドバイザー無料セミナーに申し込んでみると良い。
(ライター:Nakanishi Hajime)