私は大学時代に野球サークルを立ち上げ部長を務めました。
就活で有利になるなんてことを意識してサークルを立ち上げた訳ではありませんでした。
元々ある野球サークルは経験者が多く、そんな中でプレーする自信がなかったからです。
それでも野球をやってみたくて、「自分でサークル立ち上げて未経験者だけ募集すれば下手な自分でも楽しめるだろう!」というネガティブというかセコいというか…そんな理由からスタートしたのです。
それでも、やはりサークル立ち上げ経験は就活の自己PRで堂々と語れましたし、面接官のウケも良かったです。
そんな私の経験談を基に、就活の自己PRでサークル立ち上げ経験をどうアピールすべきかをまとめます。
Contents
何故既存のサークルではなく立ち上げたのかを話すこと。
スカッシュサークルやカバディサークルなど珍しすぎて大学内に存在しないサークルなら立ち上げる理由は明確ですが、私の野球サークルのように学内にいくつも存在するサークルを立ち上げた理由は必要です。
下手をすれば、既存のサークルに馴染めない協調性が欠如した学生に思われてしまいます。
これから会社という組織に新入社員として入ろうとしているワケですよね。
新しい組織を作ってリーダーとなるより、下っ端として先輩や上司と上手くやっていく能力のほうが必要とされます。
そこでこんな自己PR例を紹介します。
学内のニーズを汲み取る洞察力、実際にサークル立ち上げをする行動力が敢えて言わずとも面接官にアピール出来ます。
これなら、既存の野球サークルに入らずに立ち上げた納得の理由となります。
サークル立ち上げの成果を具体的な数値で表すこと。
ただサークルを立ち上げたというだけなら誰でも出来ます。
仲良しの友達3人組で公園でキャッチボールするだけでもサークルです。
ここでは具体的な数値を自己PRに織り交ぜると面接官の評価も高くなります。
・メンバー数
・継続年数
・サークル活動頻度
・大会での実績
。・メンバーの継続年数
・未経験者の割合
しっかりと数値を織り交ぜていることは勿論、立ち上げ当初と比較した数値の違いをしっかりPR出来ています。
サークル立ち上げで苦労したエピソードをまとめること。
面接官が聞きたいのは学生時代に苦労してその壁を乗り越えたエピソード。
サークル立ち上げは苦労の連続。
そんな忘れてしまいたいエピソードを惜しみなく自己PRしましょう。
・メンバーが集まらなくて試合が出来なかった。
・メンバー同士の方向性の違いからケンカが起きた。
・大学の公認サークルとしてなかなか認められなかった。
・初めての合宿で大人数を仕切るのが大変だった。
スムーズにサークルを立ち上げて成功した話より、苦労して失敗を重ねた話の方が学生らしくて面接官に好印象です。
サークル立ち上げは大変なことです。
絶対に苦労したり挫折しそうになった経験があるはずです。
無理して自分を良く見せようとしないことがポイントです。
サークル活動経験で何を学んだか。
サークル立ち上げという経験から何を学んだのか。
そして、サークル立ち上げ経験で学んだことがどのように社会人生活で役立つのか。
これを自信持って受け答えが出来れば内定を貰えるでしょう!
[こんな内容に自分なりのエピソードを付け加えると素晴らしいです。
サークルを立ち上げた部長の役割はリーダーシップだけではありません。
・行動力(立ち上げ)
・企画力(イベント、合宿、試合)
・調整力(スケジュール調整、仕事分担、大学や他サークルとの連絡)
・営業力(勧誘、新歓コンパ)
・事務管理力(会計、連絡、ホームページ作成)
社会人としても必要な、これだけ素晴らしいチカラが養われているはずです。
自分なりの強みをアピールしましょう。
【まとめ】サークル立ち上げの面接官からの評価は?
学生時代に頑張ったことでよくあるパターンは決まっています。
アルバイト、ゼミ、サークル、ボランティア、海外留学です。
サークルは楽しむ場として位置付けられますが、自分で立ち上げたとなればかなり評価を受けるでしょう。
ただし、立ち上げただけではダメです。ポイントを抑えてアピールしましょう。
当記事でお伝えしたポイントをまとめます。
・何故既存サークルに入らず立ち上げたのかを明確にすること。
・どんな成果があったのか具体的な数値を織り交ぜて話すこと。
・サークルで苦労した経験・失敗して学んだ経験を正直に話すこと。
・学んだことが社会人生活にどう活きるのかを話すこと。
学生は完璧である必要はありません。変にカッコつけて成功経験ばかりを話すのも逆にNGです。
若いが故の「失敗した経験」や「世間知らずにチャレンジした行動」などのエピソードを社会人の先輩たちは聞きたいのです。
サークル立ち上げ経験がなくても、まだ就活まで時間がある人は是非とも立ち上げてみてください。
就活に役立つことは勿論、人生におけるかけがえのない財産になることは間違いないでしょう。
(ライター:Nakanishi Hajime)