Q:キャリアデザイン学部卒業生です。
転職活動中で、転職エージェントや面接でもキャリアデザイン学部って何を勉強するの?と聞かれますが上手く答えられません。
キャリアデザイン学部卒は転職に有利ですか?不利ですか?
また、転職面接で聞かれたときに上手く回答するにはどうしたら良いでしょうか?教えてください。
転職では学生時代のことをそれ程聞かれないとは言え、やはり履歴書で学歴は見られます。
学歴主義は崩壊したとはいえ、やはり重要なポイントとなります。
経済学部や法学部などイメージがつきやすい学部はさほど聞かれることはありませんが、キャリアデザイン学部は珍しいのでツッコミが入りやすいです。
こちらの質問にキャリアデザイン学部卒業生ライターが自身の体験談をお答えします。
キャリアデザイン学部をどう説明する?
ここを上手く転職と結び付けられるかがポイントです。
キャリアデザイン学部では多様化する働き方を学びましたよね。「自身のキャリアデザインのゴールに向けて転職が必要」ということがアピールできればキャリアデザイン学部卒業は転職に大いに有利になります。
少々わかりにくいと思うので、例を挙げます。中小企業やベンチャー企業から大企業に転職するパターンを例に取ります。
予めキャリアデザインが出来ていて、その為に前職から転職するというストーリーを伝えることができれば有利になります。
キャリアデザイン学部について質問されて答えられなかったり、自信のない曖昧な回答をしてしまえば転職に不利になるでしょう。キャリアデザイン学部卒なら必ずまとめておきましょう。
学部と職歴をどう結びつけられる?
キャリアデザイン学部なら無理矢理にでも結びつけることができます。
大学にもよりますがキャリアデザイン学部では多彩な種類の履修科目が用意されています。履修していた科目とこれまでのキャリア(職歴)を結びつけると良いでしょう。
たとえば、以下のパターンの結び付けが可能です。
・メーカー、商社→マーケティング学や経営学
・小売、サービス教育→ライフスタイル論やカルチャー論
・人材、教育業界→キャリアデザイン学や生涯学習理論
多彩な授業があるキャリアデザイン学部ならどんな職歴ともマッチングさせることができます。
ひとつ小売業界の転職例を挙げましょう。
特に小売業、サービス業などではパートや派遣社員も多いです。働き方の視点に寄り添ったマネジメントができるのはキャリアデザイン学部卒ならではのアピールポイントと言えるでしょう。
キャリアデザイン学部卒業生は転職成功している?
私の同期の法政大学キャリアデザイン学部卒の友人も転職成功している人が多いです。
転職が当たり前の時代なので他の学部と比較して転職率が高いかはわかりませんが、皆それなりに転職によって年収アップやキャリアアップをしているところを見るとキャリアデザイン学部卒であることも上手く利用してアピールできたのではないかと思います。
【まとめ】キャリアデザイン学部卒に自信を持とう!
自信を持ってキャリアデザイン学部卒をアピールできた人のみ転職で有利になります。
キャリアデザイン学では転職は当たり前の手段なのです。ライフステージの変化・社会の変化・目指したいビジョンの変化によって生き方を変えていくべきなのです。会社任せの人生ではなく、自分自身でキャリアを切り開く為には転職は常套手段です。
転職というと古い世代には今の会社を捨てる(逃げる)というネガティブな印象を持たれることもあります。キャリアデザイン学部卒だからこそ、転職はキャリアアップに向けたポジティブな選択であることを堂々と胸を張って語りたいものです。これができれば当然にしてキャリアデザイン学部卒は転職有利になるでしょう。
(ライター:Nakanishi Hajime)