大手人材会社パーソルホールディングス（HD本体採用）経理職の中途採用一次面接に転職活動中の当サイトライター中西がチャレンジしました。
結果としては、一次面接で見送りでした。
志望度も高かった為に残念ではありますが、パーソルという素敵な会社を応援していきたい気持ちでいっぱいです。
当記事では、パーソル中途採用一次面接での質問内容をまとめます。
Contents
中西のプロフィール
まずは私のプロフィール（パーソル一次面接受験時）をご紹介します。
中途採用なので職種、役職、キャリアによって条件は大きく変わるので、あくまで参考までに。
応募職種：経理
経験年数:5年
年齢:32歳
役職：スタッフレベル
現年収:550万円
資格：日商簿記2級、FP2級、BATIC
パーソルホールディングスの経理ということでグループ会社（子会社）全体を管轄する経理チームの募集です。
年収相場も高く、スタッフクラスでも年収500万円後半の提示がありました。
ちなみに、マネージャー（管理職）クラスの募集では年収700万円が相場でした。
書類選考結果は10日で合格通知！
大手企業にしてはなかなかのスピード感です。
パーソルのような大手では書類選考にも時間がかかるかと思いましたが、意外にも早く結果が出ました。
1ヵ月以上書類選考結果の出ない大手企業もある為、パーソルのスピード感はとても交換が持てます。
自己紹介をお願いします。
まずは自己紹介の時間を与えられました。
他社同様、第一印象を位置づける大切なものです。パーソルの面接官は職務経歴書や履歴書を事前に隅々までチェックしていました。
つまり、自己紹介の内容については既に把握されているものと考えて良いでしょう。
内容よりも、どんな伝え方をするのか。
コミュニケーション能力を見ているかと思います。
パーソルのような人材会社の社員は総じてコミュニケーション能力に長けています。必然的に高いコミュニケーション能力が求められます。
経理職のような専門職であっても、他部署や役員などに会計数値を説明する緻密なコミュニケーション能力はマストです。
転職エージェントの面接対策を利用してフィードバックを貰うと良いでしょう。
それぞれの会社の退職理由・入社理由を教えてください。
私の場合は2社経験しているので、それぞれの理由を求められました。
パーソルはクライアントのキャリアデザインをサポートすることが根幹事業の企業です。中途採用者にも当然にして「どんなキャリアデザインをしてきたか」は興味を持って聞かれるポイントのひとつです。
退職理由、入社理由ともにポジティブなものであり、自身のキャリアの軸とブレない選択をしてきたことが求められるでしょう。
パーソルの志望動機を教えてください。
経理職としてパーソルでどんな仕事をしたいのか、そしてどんな経験が活かせるのかを話しました。
ここは駆け引きですが、パーソルという会社の業務内容には触れず、あくまで仕事内容への志望動機を語りました。
意地悪な会社であれば、「今まで別業界にいたのに何故人材業界に興味を持ったのですか？」「何故同業他社ではなくパーソルなのですか？」と聞かれていたところでしょうが、パーソルの一次面接では仕事内容以外には志望動機を深く聞かれることはありませんでした。
中途採用（特に経理のような専門性の高い職種）の場合、志望動機は仕事内容だけで良いと思います。
業界や会社の魅力については聞かれたら答えられるくらい用意しておくと良いでしょう。最終面接では役員クラスが面接官となる為、会社が好きかどうかも見られるはずです。
人をマネジメントした経験はありますか？
私は管理職ではないので、新入社員育成担当の話をマネジメント経験として話しました。
管理職としてのマネジメント経験がないから不採用ということはないので、正直に話すと良いでしょう。
新入社員、派遣、アルバイトの教育担当も立派なマネジメント経験と見なす企業もあるので聞かれたら話せるネタは用意しておきましょう。
どんなことを考えてマネジメントをしましたか？
私の場合には、「なぜこの仕事をするのかをしっかり伝えることを意識してマネジメントしました」と回答。
この質問の正解はわかりませんが、パーソルという企業の心理を考えると、「どれだけ人に寄り添ったマネジメントをするか」がポイントだと思います。
さらには、「評価に不満を持たれた場合にはどのようにフォローしましたか？」とも聞かれました。
パーソルは人材会社。特に「人を育てる」という視点は強く持っている会社です。
転職活動の軸は何ですか？
私の場合は、大規模かつ成長性のある企業で会計に携わりキャリアアップできる会社を選ぶことと回答。
中途採用で職種別の経験者採用なので、基本的には仕事内容を軸にして良いと思います。
深くツッコまれたらどうしよう…
と焦りましたが、意外にもそこまで深堀りされることはありませんでした。
あなたの強み・弱みは何ですか？
自己分析がしっかりできているかを見られます。
ここは当然、事前に準備が必要です。
他社の面接でも応用が効きます。
また、弱みについては克服の為に具体的に何をしているかまで答えられればベストでしょう。
どういった企業であればあなたの強みを活かせますか？
これは勿論、パーソルを連想させることを言った…つもりです。
がしかし、予想外の質問に少し言葉に詰まってしまい何と回答したかイマイチ覚えていません。
パーソルの面接官はこの辺もしっかり見抜いていると思います。
今までの仕事で苦労したことは何ですか？
現職で頑張って成果を挙げた事例を伝えました。
苦労したこと＝苦労して成功したことに繋げやすいので、アピールチャンスになると思います。
中途採用では、苦労を乗り越えた経験を活かして活躍してくれる人材を期待することでしょう。
将来のキャリアビジョンを教えてください。
私の場合は、会計側面から経営を支えるポジションに就きたいと伝えました。
すると、「5年後・10年後具体的にどうなりたいか」まで深堀りされました。
元々具体的なキャリアビジョンがあれば問題ありませんが、パッと浮かばない場合には事前準備が必要です。
何か質問はありますか？（逆質問）
当然ここは事前に用意しておきつつ、これまでの面接の流れに臨機応変に対応して2から3つ質問すると良いでしょう。
私の場合は以下の3つを質問しました。
参考までに。
逆質問はアピールチャンス！
働くにあたって聞きたいことを聞いておくことは勿論ですが、ただ聞きたいだけのことは転職エージェントを通じて聞けばオッケーです。
積極的に働きたいアピールをしましょう。
【選考結果】2週間後に見送り通知
遅い！と思うかもしれませんが、中途採用あるあるです。
決してパーソルの怠慢で返答が遅くなっている訳ではなく、他の採用候補者の結果や返答を待っていた為の2週間です。
特に経理職のような1名採用のポジションでは、企業が本当に欲しい第一候補にならない限りは返答が遅くなるのは仕方のないことです。
パーソルから（転職エージェント通じて）きちんとフィードバックをいただきました。
「お人柄やスキルは魅力的ですが、他の候補者と比較して経験不足を感じた為」とのこと。
パーソルさん、しっかりしたフィードバックありがとうございます。こればっかりは致し方ないですよね。
経験不足はどうやっても補えないのですから、応募前に勝負はついていたものとして諦めて次に進むしかありません。
【まとめ】パーソル中途採用は和やかな雰囲気
全体的な感想として、パーソルは非常に好感の持てる会社でした。
大手企業ならではのしっかりとした面接であり、かといって意地悪な厳しい質問はなく、全体的には和やかなムードでした。
たかが中途採用一次面接を受験しただけですが、人を大切にする良い社風ができた会社なのではと推測できます。
もちろん、職種や面接官によっても変わるとは思います。
ただ、パーソルでは中途採用面接として当然聞かれることを徹底準備し、特にキャリアビジョンについて明確にしておくことがポイントと思われます。
人気企業であるが故、内定獲得は容易ではありませんがチャレンジしてみることをオススメします。
(ライター:Nakanishi Hajime)
