30代女性です。結婚を機に本社の経理に異動を考えています。
現在は店舗勤務の為に本社に仲の良い社員は皆無で、本社経理のことが全くわかりませんが決算期はとにかく激務で帰れないのは噂で聞いています。
実際、本社経理の残業時間や休日出勤はどれくらいあるのでしょうか。
会社によって違うことは承知の上でお聞きしたいです。
経理は結婚した女性からも人気の職種です。
店舗勤務のようなシフト制ではなく土日休みかつ勤務時間が決まっている為、主婦には働きやすいイメージがあります。
でも、気になるのは残業時間や休日出勤についてです。当サイトのライター集団の見解を交えて回答します。
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本社経理は残業時間は多い?平均残業時間は?
事務職の中では残業時間は多いです。
会社によりバラつきは大きいものの、経理職では月平均20時間以上の残業時間があります。
さらには決算期となれば倍以上の月平均40時間以上の残業時間となります。
その理由として、経理職の人員不足があります。
経理は専門職の為カンタンに人員補充はできず、少数精鋭の人員体制となります。かといって経理のような売上を作ることのない管理部門は必要以上に人件費をかけられない為、人員余剰になることはないのです。
どんな事情があろうと決算は締めなくてはなりません。決算の為なら深夜残業だろうとしなくてはなりません。
たとえ今現在本社経理に残業が発生していなくとも、残業なしの約束は難しい部署です。
結婚を機に経理に異動希望という理由が、「残業が少ない部署」という理由であれば経理はオススメできません。
本社経理の休日出勤の有無は?
決算期の月初には1〜2日発生可能性ありです。
店舗勤務のスタッフからすると、本社は土日祝日は休みのイメージがあるでしょう。
業態に関わらずどの会社の経理も基本は土日休みです。(銀行の営業日に合わせています)
しかし、決算期となれば土日祝日であろうと休むことは許されません。
この辺りはこれまで土日も勤務していた店舗スタッフであれば許容範囲ではないでしょうか。
休日出勤が発生すれば平日に代休を取得できる可能性が高いです。
決算期はタクシー帰りや会社に寝泊まりも当たり前?
今の経理はそこまで厳しい残業はしません。
一昔前の経理は深夜タクシーや会社に寝泊まりもありましたが、現在はどこの会社も会計システムの発達により残業時間は削減傾向にありますのでご安心ください。
何より、大企業になるほどコンプライアンス観点より残業削減への取り組みが強化されています。経理のような管理部門がコンプライアンス違反する訳にはいきません。
先述のとおり、会計によって残業時間は大きく異なります。
深夜タクシーくらいは決算期ではあってもおかしくはないでしょう。
知り合いのいない本社経理の情報を聞き出すには?
店舗の上司から聞いてもらいましょう。
上の役職の人なら本社との繋がりがある可能性があります。
仲の良い人がいれば紹介してくれて話を聞けるチャンスがあるかもしれません。
結婚してから本社経理に異動は厳しい?
残業覚悟ならチャレンジしてみましょう。
店舗勤務は家庭持ちには厳しいところがあります。土日は休めないし急な家庭の事情で休めばお店のシフトに迷惑がかかりますし…
突発的なトラブルがあれば帰れないこともあるでしょう。
その点、本社経理は基本的には土日休みであり、家庭の事情での急な休みも決算期以外なら対応しやすいです。(その分他の日に残業にはなってしまいますが)
この先子どもが産まれたときにも、経理を経験しておけばつぶしの効く人材にキャリアアップができます。
もちろん、しっかり勉強しなければならない覚悟は必要です。土日も勉強時間を作ることも必要です。肝に銘じましょう。
(ライター︰Takahashi Shuta)